ねこワールド.com > あなたの知らない猫の世界 3

ネコは時間に正確

外ネコと内ネコに毎朝餌を与えるようになったのは、家ネコのキキが、夜明け前ほぼ同じ時間に起こしに来るようになり、早朝外ネコが餌を探している時間と重なったからです。
雨戸を閉めて真っ暗な状態でも、布団の中に潜り込んでいても、一定の時間になると腕を噛んだり、顔を手の肉球で撫ぜたり、布団の上でとび跳ねたりして起きるまで行動をとります。
夏と冬で1時間位のずれはありますが、起こされた時、時計を見るとほぼ同じ時間に起こしに来ます。その時間は、毎日わずか1,2分しか違わない事があります。
これほど正確な時間では無いですが、マルに3時のおやつを毎日与えるようになってから、その時間3時位になるとおやつが貰えると思い、普通のカリカリを与えても、おやつを待っているのが読み取れ、その後おやつを与えると満足そうにして、また何処かに遊びに行ってしまいます。3時頃におやつを与えるのを忘れ、1,2時間位経つと、マルは既におやつの事は忘れ催促してきません。
ネコは、毎日決まった時間に、決まった事をする習慣があります。その一定の時間が過ぎると、次の行動に移ってしまい前の事は忘れているのか、それをしないで次の行動をするようです。

雨の日の行動

外ネコと内ネコのマルが、雨の日普段と違う行動をすることに気づきました。内ネコのマルは、いつも餌場の周りのいろんな場所で、寝そべっていますが、雨の日は必ず決まって、雨の当らない小屋の高いところに居ます。
しかし、雨が未だ降っていない時も、降る前からその場所に居るのをよく見かけます。この場所に着いてから、数時間後か早くて1時間後位に雨が降ってきます。
その場所は、雨の日以外ほとんどいる事が無く、その様な時しばらく経ってから、雨が降ってきます。外ネコも、一日中降り続ける様な雨の降る前に、普段来ない頻度で餌を貰いに来ていました。
良く漁師が、天候を見分けるのに、猫の行動を観察する様な事を、聞いたことがありますが、実際この様な行動を見ていると、雨が降ってくるのが、前もって分かっているみたいです。
その点キタナだけは、雨が降ろうと気にせず餌を貰いに来て、食べた後雨の中帰って行きます。

ネコは目、耳、鼻、何が良い

犬の鼻の良さは誰もが知っている事ですが、猫はどうなのでしょう。
特に気が付いたのは、聴力が異常に鋭い事です。それに、音のする方向に耳を回し、目で動いている物を見つける目の良さもあります。
広い寮の空き地で、子供を産んだ黒猫メスのミャーに、夕方その姿を見かけると、持ち歩いているカリカリを与えていました。
だいぶ慣れた頃、普段居る所に見当たらない時、餌箱を地面に叩き、その音を聞いて子猫と一緒に隠れている草むらから、気がついて走って来るようになりました。食べている時、時々食べるのを止めてきょろきょろし出す事があります。回りに何がいるか見まわしてみると、50メートル位先の、子猫が潜んでいる草むら近くを歩いているネコがいるのを、見つけることができました。
そのネコが動き出すたびに、ミャーは食べるのを止め、帰ろうとしたりします。餌を食べているこの場所からは、草が深く見通す事は不可能で、又匂いが運ばれて来るような風下でも無いので、草を踏むネコの足音を聞き取ったのです。ミャーが食べ終わり、子猫の方へ戻って行く後について行き、そのネコを確認してみると、そのネコは良く見るオスのボスでした。
同じように家の玄関先で、内ネコのマルが餌を食べていると、時々食べるのを止め、首を延ばし周りを確認します。やはり、何か近づいて来ているのに気付いているのです。特に仲の悪いネコが近づいてきたりすると、直ぐに食べるのを止め、身を隠してしまいます。しかし仲の良い弟のチビが寄って来ると、見なくても分かっているのか、来るのを無視して食べ続けます。
家ネコのキキは、私の足音と、他の人の足音を遠く数十メートル先から聞き分けます。外から帰って歩いて来るのが私だと分かると、二階に居ても一階の玄関まで降りてきて、ドア越しに座って待っています。
こんな音も聞こえるのか、と非常に驚いた事があります。マルが、道路に面して建っている、1メートルほどの高さのブロック塀の上に寝そべっていると、急に立ち上がり、幅7メートルある道路の反対側の側溝に走って入って行き、枯葉の上に居た10センチ以上あるミミズを、捕まえようとしていました。
塀の上から溝にいるミミズは、見えないので、ミミズが枯葉の上を這う音を、聞き取ったのだと思います。これほど小さな音も聞き取れ、足音の判別もできる聴力を、ネコは持っているのです。
また、耳だけでなく目も人間とは違う特殊な能力があると思います。
ネコは夜目が利く事は知られていますが、不思議なのは、小さな虫を直ぐに発見することです。蚊の様な小さな羽根の音を耳で感じその方向を確認したら、次に動いている物を見つける、目の異常な力で獲物を追いかけます。
遠く草むらに居る虫も、動いていると目で追いかけています。異常な耳の能力と、動いている物を見つける目の力の連動で、どんなに小さな虫でも見つけてしまいます。
しかし、その虫が動いてないと、耳、目で判別することが難しいようです。
ある日キキとミントが、私を待つのに玄関で並んで座っているその間に、死んだようになって動かないゴキブリがいました。多分そのゴキブリは、既にキキ、ミントの餌食となり動く事が出来ない状態になっていたので、キキ、ミントの視界には、既に映らなく存在していなかったのです。
ゴキ君を片づけようと、ティッシュでつかんで取ろうとしたところ、死んでいたと思っていたゴキ君が、急に動き出して逃げようとしたその瞬間、ネコも気づいて手を出しました。
ゴキ君もゴキ君で、死んだふりしてネコを、うまくだましていたのです。ネコは、獲物が動かないと気付かない性質を、ゴキ君は本能で知っていたのです。
また、よく言われるように猫の目は、色の判別が出来ない、と思われています。
例えば、白い皿に載せた大好きな白いシラスも、散らばっていると見えないのか、残っていても食べるのを止めてしまいます。
皿に散らばっているシラスを寄せ集めると、また食べ始めるので、単に見えなかったようです。この状況をみると、やはり、動かない物の色を見分ける力は、弱いようです。
しかし、草むらに隠れている保護色の虫も、動くと見つけているので、単純に色の見分けができないのではなく、動くものを差分として素早く見極める能力は持ち、動かない物を判別する力は、あまりないように思います。夜活躍するネコ達にとって、異常に優れた聴力を武器に、動くものを瞬時に捉える目は、鳥、虫等の生き物を捕らえるのに、色の識別能力はあまり必要無いのかも知れません。

 
          


 

 あなたの知らない猫の世界 著書紹介

 ◆著者プロフィール
宮崎壮一
(みやざきそういち)
昭和28年福島県生まれ。東京農工大卒。
獣医の父を持ち子供時代よりさまざまな動物と触れ
あいながら育つ。現在は会社経営の傍ら、自宅近隣の外猫への支援を行っている。ねこ研究家。


あなたの知らない猫の世界


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◆目次
 ・まえがき
 ・廃墟となった独身寮
 ・ニャン太郎との出会い
 ・古タイヤで生まれた4匹の子猫
 ・外ねこ、内ねこ、家ねこ
 ・化け猫とか執念深いと言われる
 ・猫は離乳した子猫に餌を与える?
 ・ネコは時間に正確
 ・雨の日の行動
 ・ネコは目、耳、鼻、何が良い
 ・ネコはきれい好き
 ・仲間意識
 ・味方を判別
 ・前足を使う
 ・自分の名前を理解する
 ・外ネコは警戒心が強く人に慣れない
 ・しっぽを振る
 ・喧嘩は好まない
 ・オスの縄張り、メスの縄張り
 ・親と子の関係
 ・虎ネコは性格が強い
 ・ネコも円形脱毛症になる
 ・お土産を持ってくる
 ・外ネコは野生の生き物
 ・歳を取ると群れから離れて行く
 ・ネコもおなら?
 ・キキの一日
 ・のんびり屋ミントの一日
 ・マルの一日
 ・新参者の虎太郎
 ・その後・・・

 
             

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