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「外ネコ」、「内ネコ」、「家ネコ」

本編に出てくる猫は、全て人に飼われたことが無い野生のネコで、「野良猫」とは呼びません。野良猫と云う言葉の響きは、一度飼われていた猫が捨てられたイメージを感じてしまいますが、ここに出てくるネコ達は一度も人に飼われたことがほとんど無く、人から貰わなくても自分で餌を取ることができる、しかし人間社会に溶け込んでいる野生の動物です。
それらの猫を「外ネコ」と呼び、外ネコが人に飼われて住みついているネコを「内ネコ」と呼ぶことにします。内ネコが家の中で飼われているネコを「家ネコ」と呼ぶことにします。
ペットショップで売られている猫は主に血統書付猫で、親猫から何も教えられる事も無く離され、その代り人に慣れています。血統書付きの猫は、野生の外ネコとは大分性格も違うようですので、これから書かれる出来事に該当しないかもしれません。本編に登場する「外ネコ」、「内ネコ」、「家ネコ」を簡単にご紹介します。







ニャン太郎
出遭った時、3歳位の白黒のメスで、尻尾の先が曲がって性格はおとなしい。  
ミントパパ
4-5歳の茶色と白の混じったオスで、いつも隣のアパートのゴミ置き場の周辺をうろうろしていたが、意外と行動半径は広く、人に対しての警戒心も強い。  
ボス
3-4歳で廃寮に居て周りのネコを仕切っていた黒猫のオス。尻尾が曲がっていて喧嘩が強いが優しい側面を持つ。  
デビ
1歳半の黒のメスで、子猫の時一度我が餌場でしばらくの間餌を貰っていたのですが、或る時急に来なくなり、 また一年ぶりに餌場に来るようになりました。性格は非常に臆病で、めったに人目に現れない。
キタナ
3歳位のこげ茶のメスで、誰かに尻尾を切られてウズラの様なずんぐりした姿をしてやや小ぶり。しかし気が強く、 最初の頃餌をやらず追い返していたら、他のネコの餌箱を後ろから横取りしていた。
スフィ
2歳位の黒のメスで、見た目が昔エジプトの絵に出てくるような姿顔をしている。なかなか餌場に近寄ることが出来 なく、遠目から他のネコが餌場で食べているのをうらやましそうに見ていた。
ワル
最近現れた3歳位の白黒のオス。他のネコが逃げだすので、餌場の中に入らないようなるべく遠ざけ ている。
チャチャ
4歳前後の白と茶のオス。近くの群れで見かけていたおとなしいネコ。群れから離れこの餌場の片隅に住み着き始めた。  
マル
現在、3歳半の黒のメス。ニャン太郎の子供で家ネコ2匹の親。性格はおとなしく、攻撃される前に自分から先に 逃げ出す。新聞屋さんも認める、この辺で賢いネコ。
チビ
3歳の白黒のオス。ニャン太郎の子供で、マルとは異父兄弟。まれにみる臆病で、或る程度離れているのに人が 通り過ぎようとするだけで食べるのを止め逃げてしまう程。交通事故の後遺症で、下の牙が口の外に出てしまい良く噛んで食べる事ができません。  
虎太朗
生後1カ月位の虎模様のオス。朝いつものネコ達に餌をやっていると、突然スフィの陰からひょっこり顔を出して餌に食いつきそのまま居着いた。多分親ネコと離れてしまいスフィに付いてこの場所に来てしまった模様。
キキ
現在一歳半の黒のオスで、親のマルと同じ尻尾が曲がっていて性格も似ている。
ミント
キキと同じに生まれた一歳半の白と茶のオスで、のんびり屋。

この餌場に来ないか、来れないネコも回りに数匹いますが、外ネコは入れ替わりもあり今後新しい出来事もあるかもしれません。現在来ているネコ達の、意外と知られていない性格等について、触れたいと思います。昔、犬を飼っていたこともありますが、最初にいろんなネコと接して感じたことは、犬と猫の性格は真反対位違うと云う事です。  

化け猫とか執念深いと言われる

よく言われる事ですが、猫は執念深いのでいじめると化けて出てくる、、、と。前にも書きましたが、内ネコのチビが、交通事故に遭った時、ぶつけられたその車を、大けがをしているのにもかかわらず立ち上り、すぐにその車を追いかけ始め、後ろのバンパーに飛びつきながら喰らいついていました。
その姿は異様で背筋がぞっとする光景でした。普段気が弱く臆病なチビでも、傷つけられると相手が何であろうと立ち向かう、信じられない行動をしたことです。
現場を見てはいないのですが、ネコがカラスを襲った話です。夕方向かいの寮の空き地で、ネコの叫ぶ尋常で無い声が響き渡り、何があったのか気にかけていました。
翌日の朝2時か3時頃、今度はけたたましいカラスの鳴き声で目を覚ましました。その日の朝その場所を通りかかると、体は大きくなっていますが未だ子カラスの死骸が横たわっていました。20メートル以上ある木に作ったカラスの巣に、夜中ネコが襲い大人になりかけた子ガラスを噛み殺したのだと想像しました。カラスの巣に残っていた子ネコの匂いが、導いたのかもしれません。その後親ガラスは、巣を作った木から姿を消しました。
猫は攻撃的な性格を持った動物では無いですが、良く覚えていて、一度嫌な事をされると異常に警戒するか、反撃してくる事があるので、執念深いと思われるのかも知れません。

親猫は離乳した子猫に餌を与える?

おっぱいを与える時期の終わった子猫に対して、親猫はどう接するのか、たまたま、その光景を目撃して感激しました。
メス親のニャン太郎は、子猫を引き連れいつも玄関にある餌をちょっとつまむと、毒見するかのように自分は食べるのを止め子猫に与え、子猫が食べ終わってから、少しだけ残った餌をニャン太郎は食べ始めます。この光景は何度も観られ、子猫が親から離れるまで続けられました。しばらく経ってからニャン太郎は、二匹の子猫の内一匹だけ残し家から去って行きました。
半年位経ってから久しぶりにニャン太郎は餌を食べに来て、また別な子猫を引き連れ、しばらくすると、その子猫も置き去りにして家から去って行きました。
最初に置き去りにされた黒の子猫マルと次に連れてきた白黒の子猫チビは、オスのチビが盛りの付くまで家の外の小屋で仲良く寝泊まりしていました。ニャン太郎は、自分が食べていた餌場を、大きくなった子猫に譲るようにして自分は去って行きました。
メス親が子猫の世話をするのは理解できるのですが、オス猫が子猫の世話をするのを見てびっくりしました。
その正体は、いつもマル、チビにちょっかいを出す大きな黒猫オスのボスでした。ひょっこり来るようになった二匹の子猫が、内ネコのマルに餌を食べるのを邪魔され、次第に餌場に近寄れなくなった事を知ってかどうか分かりませんが、この二匹の子猫が親と思われる猫に引き連られ、又餌場に現れてきました。
当然メスの親ネコが連れてきたのだと思い、車の下に隠れている子猫、その前で車の下から顔を覗かせている親ネコの目の前に餌を置くと、ニャン太郎と同じ様に、最初親が餌を少し食べてから次に子猫に食べさせ、その後で自分が餌を食べていました。
何度か来るようになり、しかし何処かで見たことのあるその親ネコをよく見てみると、それはオスのボスでした。普段ボスには餌を与えなく追い払っていたのですが、それ以来、子猫と一緒にボスにも餌を与えるようになりました。
数週間が過ぎ子猫も大きくなった頃、ボスは餌を食べた後、いつも帰る方向と違う方向に子猫を引き連れて行き、それ以来子猫は来なくなりました。その後はボスだけ、この餌場に来るようになりました。一年位経ってから来るようになったデビは、その時の子猫です。
デビがまた来るようになってからも、ボスはデビに寄り添う事が多く、マルから威嚇されないようにデビを守っているようです。オスの親ネコでも、大きくなった子供を守る行動を取ることは、意外でした。
しかしネコは、自分主体の行動をするので、親も子も、食べる目的を果たすと、さっさと勝手に各々次の行動、つまり勝手に帰ってしまいます。

 
          


 

 あなたの知らない猫の世界 著書紹介

 ◆著者プロフィール
宮崎壮一
(みやざきそういち)
昭和28年福島県生まれ。東京農工大卒。
獣医の父を持ち子供時代よりさまざまな動物と触れ
あいながら育つ。現在は会社経営の傍ら、自宅近隣の外猫への支援を行っている。ねこ研究家。


あなたの知らない猫の世界


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◆目次
 ・まえがき
 ・廃墟となった独身寮
 ・ニャン太郎との出会い
 ・古タイヤで生まれた4匹の子猫
 ・外ねこ、内ねこ、家ねこ
 ・化け猫とか執念深いと言われる
 ・猫は離乳した子猫に餌を与える?
 ・ネコは時間に正確
 ・雨の日の行動
 ・ネコは目、耳、鼻、何が良い
 ・ネコはきれい好き
 ・仲間意識
 ・味方を判別
 ・前足を使う
 ・自分の名前を理解する
 ・外ネコは警戒心が強く人に慣れない
 ・しっぽを振る
 ・喧嘩は好まない
 ・オスの縄張り、メスの縄張り
 ・親と子の関係
 ・虎ネコは性格が強い
 ・ネコも円形脱毛症になる
 ・お土産を持ってくる
 ・外ネコは野生の生き物
 ・歳を取ると群れから離れて行く
 ・ネコもおなら?
 ・キキの一日
 ・のんびり屋ミントの一日
 ・マルの一日
 ・新参者の虎太郎
 ・その後・・・

 
             

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